【沖縄県議会議員選立候補者・依田啓示氏を「政治家レイシズムデータベース」に登録しました。】
今年の5月29日(告示日)から行われる沖縄県議会議員選挙に、『チャンネル桜』沖縄支局キャスターの依田啓示氏が那覇市から立候補しました。
依田氏はこれまでに在日コリアンをはじめとした民族マイノリティや外国人に対するヘイトスピーチを行ってきた人物であり、日本が批准している人種差別撤廃条約では、国又は地方の公の当局または機関が人種差別を助長・煽動することが禁止されています。*1
政治家によるヘイトスピーチは強力な差別煽動効果を持ち、一般人のヘイトスピーチよりも大きな問題です。また選挙の際には、選挙活動を通じた深刻なヘイトスピーチが発生する可能性も懸念されます。
ARICでは、人種差別撤廃条約に準拠し、それに違反する依田氏の発言を「政治家レイシズムデータベース」に記録しました。
是非ご活用ください。(詳しい公開の原則はこちら。)
【依田氏の過去の発言】
ここでは、依田氏による具体的な差別発言の一部を紹介します。
・〔動画時間13:38(分:秒)〜〕 「日本に・・〔中略〕より大きなダメージを与え続けてきている民族グループ、それとそういった政党グループ。それはどこかというとですね、それはやっぱり山口組でもかなり多勢を占める在日コリアン。山口組と社民党とユニオン、関生とかね、関西ユニオンと言われるような関生グループ。それと辻本清美、福島瑞穂、これら全てですけれども、と政治家のですね、こういったグループがですね、民族グループが今一番日本に対して大きな損害を与えています。」〔YouTube「 アメリカにもある在日問題「在日コリアン問題」と「黒人問題」から学ぶべきこと(Part1)」〕(2019/12/19)*2
→これは「日本にダメージを与えている」勢力として在日コリアンを持ち出しているヘイトスピーチに他なりません。
・「香港の若者は私達日本人に似た「平和ボケ」からいきなり目覚めてしまった。国内極左は、これを「国家権力による弾圧」だという。香港の若者は「共産党支配による弾圧」だと叫ぶ。辺野古や高江で暴れてきたしばき隊など外国籍「暴力集団」に香港を悪用させてはならない!」〔Twitter〕(2020/1/21)*3
→こちらは基地反対運動と「外国籍」と結びつけたヘイトスピーチです。
基地反対運動参加者を一方的に「外国籍」と規定しているだけでなく、「外国人」と暴力が結びつけられています。
↓その他記録済みの依田氏によるヘイトスピーチのデータはこちらからご覧いただけます。
https://antiracism-info.com/database/dbc_name/yodakeiji
選挙において差別が行われることは絶対に許されません。
選挙中に差別を見つけた場合は是非ホームページ上の「お問い合わせ」やSNSを通じて通報にご協力お願いします。
また他の立候補者についても差別を見つけた場合は、同様に情報提供をお願いします。
公開しているデータは、インターネット上での選挙活動などでぜひご活用ください(インターネット上での選挙活動に関する禁止事項などは下記のページをご覧ください)。
・公職選挙法:https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=325AC1000000100#2048
・総務省:「インターネット選挙運動の解禁に関する情報」
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10.html
*1 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jinshu/conv_j.html
*2 https://antiracism-info.com/database/134461/
*3 https://antiracism-info.com/database/134449/