1986年9月22日、中曽根康弘 「アメリカなどは、黒人とかペルトリコとかメキシカンとかが相当多くて、平均点から
1986年9月22日、中曽根康弘 「アメリカなどは、黒人とかペルトリコとかメキシカンとかが相当多くて、平均点から
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antiracism-info
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発言内容 | しかも、高学歴社会になっており、相当、インテリジェントのソサエティになってきている。アメリカなどは、黒人とかペルトリコとかメキシカンとかが相当多くて、平均点からみると非常にまだ低い(以降、以上の発言を「知的水準発言」と呼ぶ。) |
発言者 | 中曽根康弘 |
所属 | 内閣総理大臣 |
所属団体 | 自由民主党 |
発言日時 | 1986/09/22 |
発言場所 | 公務での発言(式典挨拶、党内会合) |
情報源 | 読売新聞「米は知的レベル低い」首相発言に抗議殺到−米で大々的報道− |
掲載日時 | 1986/09/24 |
掲載元URL | |
事後経過 | アメリカの批判にたいして、中曽根氏は次のように対応した。まず、米国務省宛に「文脈から外れた誤解であり、人種差別は意図していない」との釈明を行った。これにたいして、合衆国政府は、「満足する」としてこの承諾を表明したが、抗議はおさまらなかった(「みんながマイノリティ」)。抗議の頂点となったのが、9月25日に、黒人、ヒスパニック系、日系の議員、東北部選出の白人議員などが米議会に「中曽根弾劾決議案」を提出したことである。そして、松永駐米大使、訪米中の倉成外相は首相に緊急電を打ち、その後「おわびする」の一文(※2)を入れた中曽根首相の公式謝罪文が松永大使経由で合衆国政府に送られた(「みんながマイノリティ」)。合衆国政府が上記の謝罪の受け入れを表明すると、弾劾決議案も採択を見合わされ、黒人議員連盟、ヒスパニック議員連盟も謝罪受け入れを表明した。また、弾劾決議案も撤回された。※2中曽根氏のおわびの一文の詳(wikipedia):「私は、最近の私の発言が多くのアメリカ国民を傷つけたことを承知しており、心からおわびします。唯一つはっきりさせておきたいことがあります。それは、私は、従来からアメリカの偉大さは、その多様な民族の活力と業績に由来するものであると確信しているということであり、私は、人種差別や、米国社会のいずれかの面を批判することを毛頭意図していなかったということです。」 |
経過情報源 | みんながマイノリティ:反差別国際運動(IMADR)・日本太平洋資料ネットワーク(JPRN) |
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補足・解説 | |