2012年2月20日、河村たかし 「一般的な戦闘行為はあったが、南京事件というのはなかったのではないか
2012年2月20日、河村たかし 「一般的な戦闘行為はあったが、南京事件というのはなかったのではないか
by
antiracism-info
·
発言内容 | 河村氏は、南京市の共産党市委員会の常務委員らの表敬訪問を受けた際、1937年の南京大虐殺を取り上げて「一般的な戦闘行為はあったが、南京事件というのはなかったのではないか」と発言した。そして、事件後の45年に現地に駐屯した父親が優しくもてなされたことを挙げ「事件があったなら、日本人にそんなに優しくできるのか」と語った。さらに、河村氏は南京事件を検証する討論会を南京市で開きたいとの考えを示し「自分は一つの立場を言っただけ。議論しましょうということ」と話した。 |
発言者 | 河村たかし |
所属 | 名古屋市長 |
所属団体 | |
発言日時 | 2012/02/20 |
発言場所 | 公務での発言(式典挨拶、党内会合) |
情報源 | 朝日新聞:「南京事件ない」 河村・名古屋市長が発言 南京市の表敬受け |
掲載日時 | 2012/02/21 |
掲載元URL | |
事後経過 | 20日の発言について中国メディアが大々的に批判を展開する中で、河村氏は27日の定例記者会見でも「組織的な大虐殺はなかったのではないか」「一人もなかったとは言ったわけではない」と述べ、中国の駐日本大使に直接事情を説明すると表明した。南京事件は、日本兵の証言や記録、南京国際安全区にいたドイツ人ジョン・ラーベやアメリカ人宣教師マギー牧師の証言やフィルム映像など、多くの歴史資料によって明らかになっている。犠牲者数については、捕虜などを殺戮・ 処刑した人数累計や、中国側の資料による南京の兵員数の研究、犠牲者の埋葬記録の再調査などから、8万人以上の捕虜が虐殺され、民間人とあわせて 10数万人以上が犠牲になったと推定されている。また、日本政府も公式見解で事実を認めているほか、「731・南京大虐殺・無差別爆撃事件訴訟」(伊藤剛裁判長)の判決では、南京事件について「11月末から事 実上開始された進軍から南京陥落後約6週間までの間に、数万人ないしは30万人の中国国民が殺害された。いわゆる『南京虐殺』の内容等につき、厳密に確定 することは出来ないが…『南京虐殺』というべき行為があったことはほぼ間違いないところというべきであり」と事実認定が示されている。 |
経過情報源 | 東洋経済オンライン:河村たかし・名古屋市長が記者会見 南京事件の全面否定は「誤解」と釈明 |
経過掲載日時 | 2012/02/27 |
経過掲載URL | http://toyokeizai.net/articles/-/8694 |
補足・解説 | |