【新歓講演会】ジャーナリスト安田浩一さん 「入管法改正と外国人差別の実態」
ジャーナリスト安田浩一さん新歓講演会
入管法改正と外国人差別の実態
――ヘイトを放置したまま移民を受け入れたら日本はどうなるか?――
今年4月から改正入管法が施行され、「特定技能」という在留資格で外国人労働者受け入れがはじまりました。公式の外国人労働者受け入れ拡大は戦後初です。
しかし日本ではいま、深刻なレイシズム(人種/民族差別)が頻発しています。街頭で繰り返されるヘイトスピーチ(差別煽動)のような目立つ差別ばかりではありません。「中国人はダメ」と住居差別に遭う、コンビニや飲食店で客や上司から差別発言を浴びせられる、大学や専門学校でも留学生が教職員から差別される――。深刻な差別が後を絶ちません。
そんな中、私たちは差別をどうなくしていけばよいのでしょうか。
在特会らのヘイトスピーチから時給300円で酷使される外国人研修生問題まで、長年外国人差別問題を追求してきたジャーナリストの安田浩一さんをゲストに迎え、マスコミが報じない外国人労働者への差別実態や蔓延するヘイトスピーチについてお話頂きます。後半では、外国人差別実態を「見える化」するARICのヘイトウォッチプロジェクトについて報告し、安田浩一さんと対談します。
【日付】5月10日(金)
【時間】17:00~19:30(16:45開場)
【会場】早稲田大学早稲田キャンパス 14号館 101教室
【登壇者】
安田浩一さん(ジャーナリスト)
梁英聖(反レイシズム情報センター(ARIC)代表)
【参加費】無料
【主催】反レイシズム情報センター(ARIC)
【共催】早稲田大学ジャーナリズム研究所
【連絡先】参加希望の方はこちらまで;
contact@antiracism-info.com(ARIC)
■登壇者プロフィール
安田浩一氏: フリーランスで現場から取材執筆を行なっている。2012年講談社ノンフィクション賞、日本ジャーナリスト会議賞、2014年大宅壮一ノンフィクション賞受賞(雑誌部門)。『ネットと愛国』(講談社)、『ヘイトスピーチ』(文芸春秋)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日新聞出版)などヘイトスピーチ・レイシズムを扱った著書も多数。近著に『「右翼」の戦後史』(講談社)、『団地と移民――最先端課題「空間」の闘い』(角川書店)。
梁英聖:反レイシズム情報センター(ARIC)代表。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員(DC-2)。2016年12月影書房より『日本型ヘイトスピーチ――社会を破壊するレイシズムの登場』を出版。在日コリアン三世世代として日本社会の反レイシズム運動に取り組み、レイシズムの研究活動にも従事している。