【ジュディス・バトラー著『触発する言葉――言語・権力・行為体』公開読書会第二回】
【ジュディス・バトラー著『触発する言葉――言語・権力・行為体』公開読書会第二回】
■日時:2019年2月12日(火)午後4時スタート
■場所:一橋大学東キャンパス国際研究館4階共同研究室2
■テキスト:ジュディス・バトラー著、竹村和子訳『触発する言葉――言語・権力・行為体』岩波書店、2004年 (*範囲:第二章以降)
■趣旨
欧米でも日本でも、極右台頭とヘイトスピーチが大問題となっています。激化する差別に対抗するため、ヘイトスピーチ規制の必要性をマイノリティの立場から訴えた米国の批判的人種理論の古典である『言葉は傷つける』(1993年)を翻訳し日本社会に紹介するプロジェクトを立ち上げました(原書はWords that wound : critical race theory, assaultive speech, and the First Amendment(New perspectives on law, culture, and society), Westview Press, 1993.)。
今回プロジェクトの公開研究会として、ジュディス・バトラー著『触発する言葉――言語・権力・行為体』(竹村和子訳、岩波書店)の読書会を行います。1997年に刊行されたこの本(原書Excitable speech : a politics of the performative)でバトラーは、ヘイトスピーチ規制を訴える『言葉は傷つける』と、ポルノ規制を訴えるキャサリン・マッキノンを強く批判し、発話speechと行為の関係を再考するよう迫ります。
日本でヘイトスピーチや差別煽動を考える上で重要な論点を明確にしたいと思っています。大学生・院生・若手研究者の参加を歓迎します。
■主催:マリ・マツダ他著『言葉は傷つけるWords That Wound』翻訳プロジェクト(仮)
■参加希望の方はこちらからご連絡ください。
contact@antiracism-info.com