2020年7月17日、鈴木信行 「現在の京都は中国人がいない快適な京都だ。葛飾区の中学生の修学旅行は京都と奈良に行く
2020年7月17日、鈴木信行 「現在の京都は中国人がいない快適な京都だ。葛飾区の中学生の修学旅行は京都と奈良に行く
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発言内容 | 〔「ーー」から始まる文章は記者による質問〕
〔前略〕
――慰安婦をめぐる議論で杉田議員は注目されました。いまはそうした発言は減った印象です。変わるきっかけがあったのでしょうか?
慰安婦の話は、今はもうあまりする必要がなくなっていると思っているんです。たとえば、北朝鮮の拉致問題に関して、最初は極論と言われてみんな信じていなかったですよね。今は、日本中の人が知っている。
アメリカに、いきなり慰安婦像が建てられて「20万人が強制連行され性奴隷にされた」っていう説明があった、これはおかしいのではないか。そう言い始めた時には、「極論」だと言われましたよ。でも、今はもう浸透しました。だから、私が今更あえて慰安婦の話をする必要はあまりなくなったと思います。新聞を読んでいればわかることだからです。
だから逆に、私の講演を聴きに来てくださるような方には、少子化対策だったり、憲法改正、日本の未来に関する話をするほうがいいと思っています。
――慰安婦問題は、ずっとライフワークとして取り組むのかと思っていました。
ライフワークとしては今後も取り組みます。先人の方々の汚名を晴らしていかないといけないとは思っています。啓発として一定の役割は果たせたと思っています。
ただ、ひとつ申し上げておきたいのは、「慰安婦はただの売春婦だ」っていう人もおられますが、私が慰安婦問題に取り組む中で、そんなことを言ったことは一度もないです。親に売られたにせよ、騙されたにせよ、どんな理由であれ、そうなってしまったことは悲しい、辛いこと。今よりもっと貞操観念が厳しい時代に、理由はどうあれそれを職業にしなくちゃいけなかったこと。「お金をもらってたからいいじゃないか」っていう問題でもないし、その人たちが故郷に戻って隠さざるをえなかったのは事実だと思います。差別された、辛い経験だと思います。それを「ただの売春婦」と言って片付けられることではない。
しかし例えば「強制があったか、なかったか」などで事実とは違うことが世界中に流布されることについては、しっかり反論をして否定していく。ただ、元慰安婦の女性を貶めるという考えはありません。それははっきり言わせてください。
――朝鮮半島での慰安婦問題での「強制性」についてはどういうお考えなのか、改めて教えてください。
政府の見解通りです。日本の国内やアメリカの公文書館の調査で、強制連行を示すという資料は出てきていない、というのが私の立場です。
――例えば「強制性」については、実質的に軍の命令に従った業者が集めた、親に売られたなど、直接ではないにせよ、実質的にはその意向で集められた女性がいた「広い意味での強制性があった」という見解も否定しているのですか?
手配の業者が集めてというような、日本政府が直接的に関与していない、広い意味での強制性があったという可能性はあると思います。
しかし、政府が関与していないことで日本という国が責められるべきことではない。性犯罪国家というレッテルで貶められ、責められ続けるということはおかしいと思う。
朝日新聞の報道などによって、あたかも事実であるかのような印象が広められた「軍人が家に踏み込んできて無理やり娘を引きずり出して、トラックに乗せて連れて行った」ということの証拠はないわけです。広義の強制性があったとしても、日本政府が責められるのはおかしいというのが私の主張です。
――歴史問題では「南京大虐殺はなかった」というタイトルの講演会に出ていたこともありましたが…。
私が話したのは、カナダの州議会で「南京大虐殺記念日」が制定されたという動きについてです。その講演会で私が会自体のタイトルの主旨の主張をしたわけではありません。
――慰安婦問題は、戦時下で軍の関与のもと、女性や子供への暴力が行われたことについてどう捉えるか、という人権の話だと思います。それなのに、杉田議員の左派に対する激しい抗議など、様々な言動では、それすらも否定しているように見えます。
スイス・ジュネーブの国連欧州本部で行われた「女子差別撤廃委員会」にも行きました。ただ、委員会の設立根拠となる条約は1985年に結ばれたもので、法律と同様に制定や批准以前には遡及しないのが大前提なんです。未来志向で、「女性への差別をなくしていきましょう」ということを話し合う場であって、いつまでも慰安婦で世界中から責められるための場ではない。当時は諸外国においても売春が非合法とされていませんでした。是非は置いておいて、それは言わないといけないと思っています。
戦時下での性暴力は未だに様々な国で行われている。それを救うために各国はどういう行動が今できるかというのを本来、話し合う場なんです。
〔中略〕
私は、ヘイトスピーチは絶対に許せないことだと思っています。憤りを感じます。ただ、私が「強制連行はなかった」と主張したことに「お前はヘイトだ」って言われるのは違うと思うんですよ。
そこのところが非常に難しい。おっしゃるとおりで、私が書いたことに賛同される方のなかには、そのような方もいるかもしれない。でも、賛同者おひとりおひとりがどのようなバックグラウンドを持つ方々なのか、実は私も知りようがないんです。私の発言は私のもの、賛同者は賛同者と線引きをして見ていただくしかないと思います。
――しかし、杉田議員はヘイトスピーチをするような、いわゆる「ネトウヨ」の人を煽っているのでは?と見られています。Twitterでは、非常に攻撃的な印象を受けます。まるで、自分たちの支持者に攻撃しろと言っているかのようです。ある団体の住所を書いたこともありました。
扇動の意図はないんです。でも、第三者に扇動のように映ることがあるのであればそれは、今後真摯に受け止めて反省していかなければならないと思っています。今後の課題です。
――例えば、人を中傷するような発言をしたり、差別的な文章や本を書く専門家の方がいます。その方々とネット番組に一緒に出演したりするのは、自分はそうではないと言ったとしてもやはり同一視してしまいます。
どなたを前提にされているかわかりませんが、これまで共演してきた方々も差別や扇動の意図でご発言をしているわけではないと思います。みなさんとすべてにおいて考え方や意見が一致するわけではありませんが、考え方が同じ点や違う点も含め勉強になることも多く、人間としても尊敬している方々です。 |
発言者 | 杉田水脈 |
所属 | 衆議院議員 |
所属団体 | 自由民主党 |
発言日時 | 2020/4/3 |
発言場所 | Huffingtonpost Japan |
情報源 | Huffingtonpost Japan 杉田水脈議員は、表現の自由と差別についてどう考えているのか?本人に聞いた。 |
掲載日時 | 2020/4/3 |
掲載元URL | https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5e858edec5b60bbd734f3daa |
事後経過 | |
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補足・解説 | |