2018年2月23日、山田賢司 「続きまして国連安保理決議2270 17ではすべての加盟国が北朝鮮の核開発、核兵器運搬
2018年2月23日、山田賢司 「続きまして国連安保理決議2270 17ではすべての加盟国が北朝鮮の核開発、核兵器運搬
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発言内容 | 続きまして国連安保理決議2270 17ではすべての加盟国が北朝鮮の核開発、核兵器運搬システムの開発に寄与しうる分野の、自国の領域内における、もしくは自国民による北朝鮮国民に対する専門教育、または訓練を防止する義務を負っています。この決議を履行するということは憲法違反になるのかどうか、お考えをお聞かせください。
関連しまして、同様にこの決議を履行するように徹底を求めていくということは、ヘイトスピーチに該当するのかどうか、これをお聞かせいただけますでしょうか。
〔「わが国に居住する方々を排斥する意図がなく、また差別的表現を用いるものでないならば、安全保障理事会決議の履行を徹底するよう求める事自体は、所謂ヘイトスピーチに直ちに該当するものではないと理解しております。」という回答を受けて〕
当たり前だと思いますけど以上を確認した上でですね、わが国の大学の大学・研究機関において北朝鮮籍者は核関連の専門教育・訓練を受けていないという事は徹底されているんでしょうか。
国連決議は北朝鮮国民に対する核関連の教育訓練を防止するよう求めております。そこで、気になるのは、日本には、サンフランシスコ講和條約によって日本国籍を喪失した韓国・朝鮮籍者と呼ばれる方々がいらっしゃいます。このうち大韓民国の国籍を保有する方は韓国籍として、それ以外の方はどこの国民に当たるのか教えていただけますでしょうか。
〔「お尋ねの方につきましては、〜朝鮮半島出身者及び台湾出身者となります。出入国管理で使う用語としての朝鮮、は朝鮮半島出身者でございまして、国籍を意味するものではございません。」という回答に対して〕
そうするとね、ちょっとよくわからないんですけども。彼らは北朝鮮を祖国と言ってます。北朝鮮は彼らをどうほうと言ってるんですけども、北朝鮮国民でないとするならば、彼ら朝鮮半島出身者の方は無国籍者になるんでしょうか。
〔「日本国として北朝鮮を国として認めてない、ということから無国籍でございます。」という回答に対して〕
北朝鮮を国として認めていないから北朝鮮国民がいないってことになるとこの安保理決議はそもそも北朝鮮国民に対する核開発関連の教育訓練はするなということが全く意味のない決議になってしまうんですけども。国連においてはね、わが国の研究機関においてそういう訓練をするなと言ってるんですね。そうすると教育訓練を受けないようにとはどのように担保するんでしょうか。
大臣ちょっと今起ききになられたようにですね、わが国は他国に対して国連加盟国に対して制裁を厳格に履行しろと言ってるんですけど、当事者であるわが国自身がなんか曖昧な解釈をしているということなんですけれども、国連安保理決議を厳格に履行しているとは言えないのではないでしょうか。
今朝鮮大学校について言及していただきましたけど、朝鮮大学校はですね、物理工学とか情報工学の授業も行っているんですね。これは明らかに国連安保理決議違反ではないでしょうか。
〔回答における「現時点におきましては、その活動が安保理決議第2270号及び第2321号との関係で、直ちに問題になるとは考えておりません」という部分に対して〕
今直ちに問題があるとは思っておりません。ですけど直ちに問題があったら大問題なんであってね、これ、厳格な履行をわが国としては各国に呼びかけてるんですからわが国は率先して厳格に履行していかないといけないんではないか。もう一点、国連安保理決議2375の主文17では、すべての加盟国は自国の管轄圏内において北朝鮮国籍者に対して労働許可を提供しないことをどのように担保しているのか教えていただけますでしょうか。
〔「わが国といたしましては独自の対北朝鮮措置として、北朝鮮籍者のわが国への入国を原則として禁止しております。さらに、ワンポリ決議2375号の採択以降、北朝鮮籍者に対しては労働許可を発給した事例は、現時点では確認されておりませんが、〜」という回答を受けて〕
北朝鮮籍者に対してやっていないということなんです。先ほど来の答弁で、朝鮮籍の人が北朝鮮籍者かどうかわからないということであればこの制裁を履行徹底するっていうことはできないんじゃないかと思うんですね。
〔以下略〕 |
発言者 | 山田賢司 |
所属 | 衆議院議員 |
所属団体 | 自由民主党 |
発言日時 | 2018/2/23 |
発言場所 | 予算委員会第三分科会 |
情報源 | 衆議院 インターネット審議中継 予算委員会第三分科会 |
掲載日時 | 2018/2/23 |
掲載元URL | http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=47812&media_type=wb |
事後経過 | |
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補足・解説 | |