American Freedom Party(米国自由党、代表ウィリアム・ジョンソン)から「各国のナショナリストのグループと共に国際同盟を結成したい」「現在、米国を始め英国、独逸、アイルランド、クロアチア、フィリピン、豪州から参加の申し入れがある」「日本第一党も参加してほしい」とするFAXが送られてきました。役員会に諮る必要がありますが、桜井個人としては願ってもない申し出であり、特段反対の意見が無ければ、一両日中にも受け入れる返信を送りたいと思っています。なお、この米国自由党は四年前に桜井に世界ナショナリスト大会への参加を求めてきた団体です。あの時から、世界情勢は大きく変わり、大会に参加したハンガリーのナショナリストグループは連合政権入りを果たし、フランスでは国民戦線のル・ペン党首を大統領の座に就けるため、あと一歩のところで来ています。他にも各国でナショナリストのグループ、政党は少しずつ影響を伸ばしているのです。 なぜ急にナショナリズムが取り上げられ、まだ一部とはいえ、確実に世界の潮流として認識されるようになったのでしょうか?言うまでも無く、グローバリズムの失敗によるものです。グローバリストの主張は一見すれば、非常に耳触りの良いものですが、現実に欧州で何が起こったのかをみれば、その主張が絵空事であり、実態社会をまったく考慮していない空虚な理想論でしかないことが明らかです。そもそも、彼らの主張するグローバリズムとは、欧米型の民主主義の発展形であり、最低限、欧米型の民主主義を土台として社会生活を営んでいるという条件下で成り立つ主張なのです。しかし、ムスリムは欧米型の民主主義など屁と思っておらず、だからこそ、彼らは平然と祖国を捨てて欧州に渡り、そして欧州の宗教や文化を破壊して尚、欧州の市民に「寛容性」を求めるのです。一方で、自分たちは他者(耶蘇教徒)に対して非寛容を貫くというダブルスタンダードを取っています。 こうして欧州はムスリムの草刈り場となり、確かに中には本当に困って着の身着のまま国を飛び出し難民となった者もいるかも知れませんが、多くの難民は「インベーダー(侵略者)」として存在しているのです。第一、本当に困っている難民者がいるというのなら、まず真っ先に批判或いは排除してしかるべきは、その難民を生み出している国家の元首(シリア大統領アサドなど)なのです。ところが欧州各国政府は、この至極当然の主張に対していっさい沈黙を決め込んでいます。この状況で、グローバリズムなど受け入れられるわけはなく、欧州各国は当初こそ難民を温かく迎えていましたが、現在は難民排斥を訴える市民が大きな発言力を得始めているのです。そうした政治状況の中で今回の国際同盟設立の呼びかけが行わたことを感慨深く思います。 世界では「日本第一党」こそが日本の保守勢力であるとみなされているのは明らかです。自由民主党とは、英語で「Liberal Democratic Party of Japan」と表記し、Liberalすなわち左翼を標榜している政党なのですから、当然と言えば当然なのでしょう。これから、国際同盟がどのような形になるのか?どのような枠組みになるのか?など話し合われていくと思います。しかし、国際同盟に参加を標榜している各国をみれば分かる通り、そこには差別や排外主義などというものはなく、各国が自立して国家の運営を行い、協力できるところは協力するという基本スタンスになると思います。移民や難民を生み出さない社会、これこそが今後のナショナリストの指針になるのではないでしょうか?[後略]