2017年1月27日、杉田水脈 「TOKYO MX放送の情報番組『ニュース女子』が1月2日に報じた沖縄基地問題に関
2017年1月27日、杉田水脈 「TOKYO MX放送の情報番組『ニュース女子』が1月2日に報じた沖縄基地問題に関
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発言内容 | TOKYO MX放送の情報番組『ニュース女子』が1月2日に報じた沖縄基地問題に関する報道が話題になっています。ことの発端は出演者の軍事ジャーナリスト・井上和彦氏が、実際に沖縄の反基地運動が行われている高江付近に取材に行き、その異常な暴力性を指摘したものです。
実際に井上氏は、高江の現場に行くことを断念しています。私自身、何度も沖縄の辺野古周辺の反対運動の現場に足を運んでいますが、年々緊張感が増しています。以前は、我々の判断で行けたのですが、最近では、機動隊や警察と密に連絡を取りながら、その指示に従って行動しなければなりません。辺野古でこの状態ですから、高江はもっとすごいのでしょう。これに対し番組を制作したDHCシアターは下記の公式見解を発表しています。
高江ヘリパッド周辺はご存知のように反対派の暴力行為や器物破損、不法侵入などによって逮捕者も出るほど過激化しておりますが、こうした事実だけでなく、地元の方々からは二見杉田トンネル以降にもいくつかの危険があると助言されております。証言によれば、二見杉田トンネルは高江までは距離がありますが、以前同トンネルから4、5キロほど離れた汀間漁港で反対派の方と高江の作業員の方との交通事故があり、これは高江の作業現場から汀間漁港まで、反対派の方が作業車を追い回した結果起きてしまった悪質な事故であったこと。またトンネルから高江ヘリパッドの間では基地反対派によって車両のナンバープレートが記録され、基地ゲート前に到着する前に暴力的に阻止された、等々の証言。
これらの情報の中には裏取りができないものもあり、番組では一切使用しておりませんが、番組制作者としては事前調査の段階で、こうしたリスクも踏まえ、現場取材者や協力者、撮影スタッフの安全に配慮するのは当然のことと考えます。
この地域が反対派の暴力に支配されていることは事実ではあります。現場に足を運べば誰でもわかることですが、正しく情報が伝わっていませんでした。それを地上波で報道できたことは、画期的なことであり、暴力にさらされている地元住民の方々にとっては大きな光となりました。
また、この報道で特に話題になったのは、井上氏がインタビューした手登根安則氏(沖縄県民)が示したビラです。このビラは上野千鶴子東京大学教授や前日弁連会長の宇都宮健児氏、評論家の佐高信氏らが共同代表に名を連ねる反ヘイトスピーチの活動団体「のりこえねっと」によって配られたものです。
私もこのビラのコピーを公安の方からいただきました。それには確かに「往復の飛行機代5万円を支援します。あとは自力で頑張ってください。」と書かれています。また、番組内では普天間基地の周辺で見つかった2万円の金額が書かれた茶封筒を提示し、日当を受け取っているのではないかと疑問を呈しています。
反基地運動を支援する団体などからこれを「虚偽だ」との猛反発があり、ネットなどでは大混乱。BPOにも提訴される事態となっています。これに対してもDHCシアターは下記の内容を公式見解としています。
当該VTRではのりこえねっとのチラシを元に5万円の交通費が支払われていると紹介しましたが、これはその是非を問うものではなく、事実のみを紹介したものです。
また、日当2万円の根拠についても、貰ったと証言されている方がおり、その茶封筒は反対派で占拠されている状態の基地ゲート前で拾われ、証言と茶封筒の金額が一致しているところからも合理的な疑いを持たざるをえません。
さらにVTRでは「可能性を指摘する」ものとし「2万円の日当」を断定するものではなく、疑問として投げかけております。以上のことから、表現上問題のあったものだとは考えておりません。
このように客観的に事実を放映しただけの当番組に対し、赤旗新聞は1月20日の日刊版の紙面で「デマ・差別放送を流した東京MX」というタイトルで、大きく紙面を割いて記事にしています。
化粧品製造販売会社のDHCが番組の最大スポンサーであること。
DHCシアターは極右論客が登場する番組を作り続けていること。
東京MX本社前で訂正・謝罪を求める抗議デモを行ったこと。
以上が記事の主な内容です。不思議なことに番組については批判していますが、出演した沖縄県民の方々に対しては一言も触れていません。
極右論客ばかりを登場させると言いながら、赤旗新聞自体は極左論客ばかりを起用しています。今回の記事でもアワプラネットTV代表の白石草氏の意見が掲載されています。彼女は「インターネットの情報は玉石混交で、信頼に値しないと見下げる傾向があった」とし、「今回の件で、地上波もまた同レベルであることを露呈した」と続けています。その原因を作ったのが、今回のニュース女子に代表されるスポンサーの「持ち込み番組」であると結論付けています。
この白石草氏は、反原発運動で有名な活動家。毎週金曜日に国会周辺で行われる金曜デモを取材するために国会記者会館の屋上を使わせろと要求し、それが認められないと今度は裁判所に訴えるという暴挙に出ました。もっとも、赤旗新聞や週刊金曜日といった左翼御用達のメディアでのみ名前が売れている方なので、一般人には広く知られていない方です。
米軍北部訓練場の非返還区域前で、ヘリパッド建設などに抗議して気勢を上げる
反対派=12月21日、沖縄県東村高江
米軍北部訓練場の非返還区域前で、ヘリパッド建設などに抗議して気勢を上げる 反対派=12月21日、沖縄県東村高江
しかし、事実を客観的に報道しただけの当番組に対し、「単なる人権侵害や誤報という範囲を超えて、テレビの公共性を問う重大な問題」と切り捨て、持論を展開する氏は本当にこの番組をご覧になったのかと疑問に思います。ご覧になってこの記事を書かれたのであれば、真実を見る目が曇っているとしか思えません。氏は現在、一橋大学大学院地球社会研究科客員准教授であり、早稲田大学大学院ジャーナリズムコース講師も務めていらっしゃるようですが、メディアの左傾化はこういう方に教わった生徒が携わることにあるのではないかと思います。
また、東京MX前のデモの呼びかけ人であるフリーの編集者川名真理氏が「ウソの放送内容の訂正と謝罪を放送で行うこと」「沖縄の基地建設に反対する人への偏見をあおったことへの謝罪を行うこと」の申し入れをしたと記事の最後にあります。事実を報道したテレビ局に対し、デマというレッテル張りをし、デモなどで圧力をかける…。いつもの左翼活動家の手法です。この川名真理氏も沖縄基地反対問題の活動家であると公安の方に教えていただきました。
この報道がデマであるというのであれば、その証拠を見せていただきたいと思うのですが、それは全く提示せず、ただただ左翼活動家の意見を垂れ流しにする、これが赤旗新聞の正体です。この記事一つとって検証してみてもその傾向がよくわかります。調査もせず、事実を曲げ、証拠も示さず報道する新聞を「新聞」と呼ぶことができるのでしょうか? |
発言者 | 杉田水脈 |
所属 | 前衆議院議員 |
所属団体 | 日本のこころを大切にする党 |
発言日時 | 2017/1/27 |
発言場所 | iRONNA(総合オピニオンサイト) |
情報源 | iRONNA(総合オピニオンサイト) しんぶん赤旗は「ニュース女子」をどう伝えたか |
掲載日時 | 2017/1/27 |
掲載元URL | http://ironna.jp/article/5589?p=1 |
事後経過 | |
経過情報源 | |
経過掲載日時 | |
経過掲載URL | |
補足・解説 | |