1986年10月21日、中曽根康弘 「私は、日本におきましては、日本の国籍を持っている方々でいわゆる差別を
1986年10月21日、中曽根康弘 「私は、日本におきましては、日本の国籍を持っている方々でいわゆる差別を
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発言内容 | 私は、日本におきましては、日本の国籍を持っている方々でいわゆる差別を受けている少数民族というものはないだろうと思っております。国連報告にもそのように報告していることは正しいと思っております。大体、梅原猛さんの本を読んでみますというと、例えばアイヌと日本人、大陸から渡ってきた方々は相当融合しているという。私なんかも、まゆ毛は濃いし、ひげは濃いし、アイヌの血は相当入っているのではないかと思っております。 |
発言者 | 中曽根康弘 |
所属 | 内閣総理大臣 |
所属団体 | 自由民主党 |
発言日時 | 1986/10/21 |
発言場所 | 衆議院本会議 第7号 |
情報源 | 国会会議録検索システム 衆議院本会議 第7号 |
掲載日時 | 1986/10/21 |
掲載元URL | http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/107/0001/10710210001007a.html |
事後経過 | 10月22日に、遠藤要法務大臣がアイヌへの人権侵害の存在を認め、「首相に対しても、差別的言動は十分遠慮して頂きたいと要請しておきたい」、と述べた。一方、10月30日に、後藤田正晴内閣官房長官によって、中曽根発言の釈明を会見。「首相はアイヌ民族がいることを否定しているわけではない。国際人権条約で規定されている少数民族はいないということを述べている」「首相が単一民族と表現したのは、日本人は南方なり大陸なりからきた人間と、もともと日本列島に住む人間とが長い年月の中で混然一体となってできたという程度の趣旨からだ」と述べており、アイヌの独立を認めていない。 |
経過情報源 | 読売新聞 人種論争 "思いがけない"展開 政府対応も迷走 |
経過掲載日時 | 1986/11/3 |
経過掲載URL | |
補足・解説 | |