2013年7月29日、麻生太郎 「護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、改憲できても『世の中
2013年7月29日、麻生太郎 「護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、改憲できても『世の中
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発言内容 | 護憲と叫んでいれば平和が来ると思っているのは大間違いだし、改憲できても『世の中すべて円満に』と、全然違う。改憲は単なる手段だ。目的は国家の安全と安寧と国土、我々の生命、財産の保全、国家の誇り。狂騒、狂乱のなかで決めてほしくない。
ヒトラーは民主主義によって、議会で多数を握って出てきた。ワイマール憲法という当時欧州で最も進んだ憲法下にヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくてもそういうことはありうる。
今回の憲法の話も狂騒のなかでやってほしくない。靖国神社も静かに参拝すべきだ。お国のために命を投げ出してくれた人に敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。いつからか騒ぎになった。騒がれたら中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから静かにやろうや、と。憲法はある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口に学んだらどうかね。わーわー騒がないで。本当にみんないい憲法と、みんな納得してあの憲法変わっているからね。ぼくは民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、私どもは重ねていいますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。
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発言者 | 麻生太郎 |
所属 | 財務大臣 |
所属団体 | 自由民主党 |
発言日時 | 2013/07/29 |
発言場所 | その他(ヤジ、私事の講演) |
情報源 | 朝日新聞:「ある日気づいたらナチス憲法に。手口学んだら」 麻生氏の発言、国内外から批判 |
掲載日時 | 2013/08/01 |
掲載元URL | http://www.asahi.com/politics/update/0731/TKY201307310562.html
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事後経過 | 8月1日に発言撤回。麻生氏のコメント
「7月29日の国家基本問題研究所月例研究会における私のナチス政権に関する発言が、私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾である。
私は、憲法改正については、落ち着いて議論することが極めて重要であると考えている。この点を強調する趣旨で、同研究会においては、喧騒(けんそう)にまぎれて十分な国民的理解及び議論のないまま進んでしまった悪(あ)しき例として、ナチス政権下のワイマール憲法に係る経緯をあげたところである。私がナチス及びワイマール憲法に係る経緯について、極めて否定的にとらえていることは、私の発言全体から明らかである。ただし、この例示が、誤解を招く結果となったので、ナチス政権を例示としてあげたことは撤回したい。」
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経過情報源 | 朝日新聞:麻生副総理のコメント<全文> ナチス発言撤回 |
経過掲載日時 | 2013/08/01 |
経過掲載URL | |
補足・解説 | |