【7/14イベント開催のお知らせ】「極右化する差別への対抗軸—ヘイトスピーチ、セクハラ、女性専用車両バッシングー」
●開催概要
開催日時:7月14日(土) 13時30分〜16時30分(終了予定)
会場:北とぴあ 6階 ドームホール (JR王子駅徒歩2分)
ゲスト:太田啓子、山口智美
参加費:1000円(学生無料)
*終了後は懇親会を予定しています(別途実費)
昨今、財務官僚のセクハラ問題や女性専用車両への男性グループによる乗り込み問題など、日本社会の性差別は刻一刻と深刻化しています。自民党の極右議員をはじめとして、科研費バッシングが煽動されています。これは「反日」という言葉を結節点として、人種差別と女性差別が一体となっており、植民地主義の歴史研究や、フェミニズム研究への科研費がターゲットとなっています。
草の根の極右団体や性差別主義的な団体が台頭し、性差別や人種差別はもはや偶然、「ついうっかり」発生するものではなく、意図的組織的に行われるようになっています。差別を利用して積極的に社会を動かそう(破壊しよう)とする集団が登場しているのです。
しかし一方で芸能人がセクハラ被害を告発したり、SNSを通じて一般の人が差別被害を投稿したりするなど、こうした差別的状況に声をあげる動きも少しずつ広がっています。日本の人種差別・性差別はどうすれば変えていけるのでしょうか。女性差別問題を専門とする弁護士の太田啓子さん、アメリカモンタナ州立大学でフェミニズムなどを研究する山口智美さんをお呼びして考えていきます。
●プログラム
1.太田啓子弁護士報告
ー日常の女性差別、弁護士としての経験から
2.山口智美准教授報告
ー海外進出する日本の極右
3.梁英聖(ARIC代表)報告
ー極右化する差別、レイシズムとセクシズムの結節点とヘイトウォッチ戦略
4.パネルディスカッション(太田×山口×梁)
ー日常からどうすれば差別をなくせるのか
●ゲストプロフィール
山口智美:モンタナ州立大学准教授。フェミニズム、文化人類学を専門とする。フェミニズムへのバックラッシュや、「従軍慰安婦問題」をめぐる日本の極右団体の動向についても研究を行い、『海を渡る「慰安婦」問題―右派の「歴史戦」を問う』(共著)など数多くの論文、著書を執筆。
太田啓子:弁護士。家族、雇用関係、セクシャルハラスメント、性犯罪問題等を主に取り扱う。明日の自由を守る若手弁護士の会メンバー。2013年4月より憲法カフェを開始し、今まで約150回各地で開催。2014年11月より「怒れる女子会」呼びかけ人。