5月13日、安田浩一氏講演会を開催しました!
2018年5月13日、一橋大学にて、「ヘイトスピーチの最前線〜在日・沖縄・女性差別〜」というテーマで、ジャーナリストの安田浩一氏の講演会を反レイシズム情報センター(ARIC)主催で開催しました。
当日のプログラムは以下の通りです。
1、安田浩一氏講演「日本のヘイトスピーチの現状」
2、ARIC学生ヘイトウォッチチームからの活動報告
3、梁英聖(ARIC代表)報告「ヘイトスピーチへの対抗戦略」
安田氏からは、メディアによる差別的な報道(昨年問題となった「ニュース女子」による沖縄に対するデマや生活保護受給者に対するバッシングなど)や政治家によるヘイトスピーチが一般人に与える影響についてお話していただきました。特に沖縄の問題については、現地での取材をもとに現在の情勢についてご報告していただきました。
ARIC学生ボランティアからは、極右政治家による差別発言を監視・記録するヘイトウォッチの取り組みについての報告を行い、こうした活動を通じて日本の中で何が差別であるかを可視化することの重要性について説明しました。
続いて、代表の梁英聖からは、海外と比較した日本のレイシズムの情勢について説明を行い、日本の現状に対抗するためのARICの戦略について報告しました。また、現在ARICが取り組んでいる女性専用車両に関する差別規制の取り組みについても報告を行い、日本の女性差別の問題についても取り上げました。
安田浩一氏と梁英聖との対談では、沖縄における右翼勢力や政府の極右化などの問題について議論が行われました。安田氏からは、ジャーナリストの立場から、現在の日本のレイシズムを十分に問題化できていないメディアの問題や、今後どのような対策が必要かについてもお話をしていただきました。
当日は大勢の方に集まっていただき、大教室が満員となりました。
ご来場くださった方。大変ありがとうございました。
以下案内になります。
日本のヘイトスピーチ・レイシズムを無くしていくため、ARICではボランティアとして一緒に活動していただける学生の方を随時募集しています。
興味のある方はこちらのメールアドレスからご連絡ください。
→contact@antiracism-info.com
また、現在大学内での差別をなくすための取り組みとして、学生向けのガイドブックの作製を計画しています。より多くの学生の方に周知するために、広く資金援助を募りたいと考えています。
是非ご支援のほどよろしくお願い致します。
→https://camp-fire.jp/projects/view/71013