【11/5 NPO設立記念イベント@YMCAアジア青少年センター】


 

「反レイシズム情報センター NPO設立記念

—深刻化する日本的レイシズムへのアプローチ/解消法のその先へー」

 

在特会などの路上でのヘイトスピーチが出現して以降、レイシズムは社会問題として認識されるようになりました。カウンターなどの対抗運動も生まれ、2016年にはヘイトスピーチ解消法が制定されました。

しかし、「解消法」が施行されて以降も、路上やネット上でのヘイトスピーチは氾濫しており、極右政治家も差別発言を繰り返しています。このような状況を打開していくためには、どのような取り組みが必要なのでしょうか?

そこでネット上のヘイトスピーチやフェイクニュースの問題に詳しい津田大介氏と、路上などにおける反差別運動に関わって来られた精神科医の香山リカ氏をお呼びしました。

2015年、日本のヘイトスピーチ・レイシズムの問題に取り組むために私たちは反レイシズム情報センター(ARIC)を設立しました。そしてこの度ARICは晴れてNPO法人として再出発することとなりました。今回はNPO設立記念イベントとして、ARICのこれまでの取り組みをご紹介するとともに、今後の反差別運動のビジョンについても考えていきたいと思います。

 

●開催概要

開催日:2017年11月5日

開場:14:45 開始:15:00

会場:在日本韓国YMCAアジア青少年センター 304・305会議室

参加費:1000円(学生無料)

*シンポジウム終了後には懇親会を予定しています。(別途実費)

 

●講演者プロフィール

・津田大介

ジャーナリスト/メディアアクティビスト。早稲田大学文学学術院教授。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。メディアにおけるフェイクニュースやヘイトスピーチの問題に詳しい。

・香山リカ

精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。ほか複数の大学で教鞭を執る。評論家としてラジオ番組の出演や、新聞連載など様々な社会批評活動を展開している。近年はヘイトスピーチや沖縄の問題に関して積極的に発言し、カウンターなどの運動の現場にも関わっている。

・梁英聖

一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程。反レイシズム情報センター(ARIC)代表。2016年12月影書房より『日本型ヘイトスピーチーー社会を破壊するレイシズムの登場』を出版。在日3世として日本社会の反レイシズム運動に取り組み、レイシズムの研究活動にも従事している。

 

●プログラム

1.梁英聖基調講演

・設立から約2年半のARICの活動報告

・今後の方向性について

2.香山リカ講演

・反差別運動としての言論活動

・精神科医として見た日本のレイシズム

3.津田大介講演

・ネット上の差別規制の現状と今後の方向性

・フェイクニュース問題の核心と対策

<休憩>

4.鼎談

・反差別運動の今後

・ARICへの助言

・日頃ARICの活動をどのようにみているのか

 

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