2011年4月9日、曽野綾子 「国家がすべて何とかしてくれると考えるのは違う。めいめいが自分で考え、行動


発言内容〔前略 被災地の復興に関して〕私もシステムにお世話になっているが、最後は自分で自分を助けることができなければ、人間としての義務に欠けると考えている。 国家がすべて何とかしてくれると考えるのは違う。めいめいが自分で考え、行動する癖を身に着けることだ。それは他人の痛みを部分的に負うことでもある。被災地の支援も国家に頼るのでなく、「痛い」と感じるくらい自らお金を出すことだ。出さない人がいてもいい。だが、そうした人は人権だ、権利だと言わないことだ。 東北の人たちが礼儀正しく、苦しさのなかでも微笑をたたえていられるのは、雪深い冬を生き、過去に津波や貧しさを体験し、日常で耐えることや譲ることを知っている人たちだからだろう。以前は集団の出稼ぎもあった。苦しみに耐えてきた人たち、耐えることができる人は美しい。 人間は本来、苦しみに耐えるようできている。ところが、今の子どもたちは欲しいと思うものを何でも与えられて育った。子どもにも耐える体験をさせることが大切だ。 18歳になった若者に1年間、サバイバルと奉仕を体験させるべきだと私は主張してきた。携帯電話から離れ、大部屋で暮らし、他人と自分を助けるのに役立つ力を持てるよう、心身を鍛えることは必要だと思う。
発言者曽野綾子
所属日本郵政社外取締役
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発言日時2011/4/9
発言場所読売新聞
情報源読売新聞 [克服へ]識者インタビュー 曽野綾子氏 国家に頼らず 自ら行動を
掲載日時2011/4/9
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